
庭がなくても水耕栽培で野菜つくり
ペットボトル栽培の仕方

(説明にはミントの苗を使いました。種からの場合は、準備ができてから、砂の表面の近くに種を蒔いてください。)
●必要な材料と道具
(左上から下に)
1 川砂。園芸店、または建材店などで入手。
塩分を洗い流した海砂や、パーライト、バーミキュライトも使える。
乾いていたら、少し湿らせる。
2 容器に入れた水(入手した苗の土を洗い落とすため)
3 小型のスコップ
4 空いたペットボトル(1.5リットル位のが手頃、2リットルでも良い)
5 カッターナイフ(または先のとがったハサミ)
6 荷造り包装の時に用いるツブツブのついたプラスチックシート(エアキャップ)
7 吸水性のヒモ(長さ24センチ、幅3センチくらいの不織布。濡らして絞っておく。)
8 手を大事にする方は軍手かゴム手袋
9 写真の上部に見える苗はミント。写真にはないが、 専用肥料 (濃厚原液)は 約1000倍に薄めて用いる 。市販の水耕栽培専用肥料または、ハイポネックスの微粉タイプのもの、液体タイプのハイポネックスハイグレード野菜&ハーブも使える。
(当研究会でも専用肥料 をお分けしています。)
●写真による作り方の説明
1 ボトルのほぼ中央からカッタナイフで押しながら切っていく
2 口の部分に水で湿した不織布のヒモを通す
ペットボトルの底に不織布のヒモが届く様に調節して、口を通るの部分にエアーキャップをまいて固定 する
3 ヒモの端を指で持ちながら、スコップで砂を入れる
4 ヒモの上端部分は砂の表面からに2,3センチの深さに届くように調整する
5 苗の根の間の土を、容器に入った水の中で(上下に動かして)丁寧に洗い落とす
6 ボトルの砂に少し凹みをつけて、苗を植え込む。
種を蒔く場合は種を一晩水につけておくと良いでしょう。
7 ボトルに入れた水に肥料を1000倍に薄まる様に加える
8 これに苗を植え込んだ分のボトルをのせて完成
9 液が無くなる前に、下の部分に(前と同じようにして作った)液を補充する。
苗の代わりに、挿し芽を植え込んで増やすことができるものも多い。
10 栽培が終わったら、砂を大きめの容器に移して水を満たして洗います。浮いてきた古い根をとりのぞけばOK.。
(病虫害にあった場合は熱湯をかけて消毒します)
◎注意点
・不織布を濡らしてから使うことをわすれないように。
・川砂も乾いているようだったら、少し湿らせて用います。
・不織布が砂の表面の下まで伸びるようにしながら砂を入れましょう。
・太陽の直射光の良く当たるところで栽培しましょう。
・雨の当たる場所は適しません。病虫害をさけるには室内の日当たりの良い窓際が適しています。
・養液の水面は、ペットボトルの逆さになっている口に届かないようにしてください。
・養液を補充するには、砂には養液をかけずに、必ず下の容器に直接いれてください。
・たまっている養液にだんだん緑のアオコが出てきます。防ぐには全体をクッキングホイルで覆いましょう。
・水耕栽培に適した肥料を用いましょう。一般の園芸用肥料では良く育ちません。
*同じ仕組みでバケツなど大きな容器も利用できます。
川砂の替りに、バーミュキュライト、パーライト、やし殻繊維なども使えますが、苗が倒れやすくなるので支えなどを用意しましょう。
再利用はできません。
■当会では、 ペットボトル栽培セット 及び 専用肥料 を用意していますので、ご希望の方はおたずねください。
水耕栽培研究会
suikousaibai@aol.com
fax:0467-23-5215











液の量は、逆さになった飲み口より下に液面があるように注意。